AEON TOPVALU ワントレーシリーズ 『最強タッグ』篇のサウンドトラックを invisi fellows の米田が制作しました。
「声を設計する時代」 by 米田 望
今回は、ハミングとラップのパートを音声合成によって収録しました。
近年、楽器のモデリング技術は飛躍的に進化し、バイオリンやトランペットなど、さまざまな楽器がパソコン上のソフトウェアによってリアルに再現され、生演奏と区別がつかないほどの表現力を獲得しています。これらの最大の利点は、細かなニュアンスの再現が可能であり、感情表現の一つひとつをサウンドデザインとして丁寧に組み上げていけることにあります。現在、そのモデリングの波はボーカル領域にも及び、表現力は年々増すばかりです。
とはいえ、誤解してほしくないのは、これらがすべて全自動で生成されているわけではないということです。ソフトウェアに魂を宿らせるには、それを扱う音楽家の情熱と経験が不可欠です。かつて、口笛がフルートに置き換わったとき、確かに何かは失われたはずです。
しかし結果的に、その代替物は音楽史を変えるほどの革命を引き起こしました。
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Nozom Yoneda
Mai(Dreamtonics / AHS, Synthesizer V)
Liam(Eclipsed Sounds, Synthesizer V)