ペンタトニック
五音音階とも呼ばれるペンタトニックスケール。代表的なものにスコットランド音階がありますが、アジアでは民謡音階とも言われており、日本国内だとヨナ抜き音階、沖縄音階なんてものもあります。その名の通り民謡でよく使われているのを聴いたことがある方は多いでしょう。
ここで例として一曲
「上を向いて歩こう」 坂本九
こちらはヨナ抜き音階の代表的な一曲。
ヨナ抜き音階とは、ドレミファソラシの内、第4音(ファ)と第7音(シ)を抜いたドレミソラで構成された音階のことで、この構成を利用すると、上を向いて歩こうのような民謡の雰囲気を演出することができます。
ここで、もしかするとお気づきの方もいらっしゃると思いますが、これら5音音階は、ドレミファソラシ(7音)の中の2音を抜いた音で構成されているもを指しているように思えます。どの2音を抜いても成り立つ・・・と言いたいところですがそう簡単にはいきません。。例えば、ガムランというインドネシアの民族音楽。こちらも5音音階に当てはまるのですが、ペロッグ音階・スレンドロ音階という西洋音楽の平均律に囚われない音程を持ち、独特のハーモニーを生み出します。
ガムランの演奏
ガムランのように、5音音階は世界各国様々なものが存在しています。世界旅行をしている気分で、自分の好きなハーモニーを探す旅に出てみてはいかがでしょうか。
さて、次回のトピックはディレイ!!!
魑魅魍魎な音響効果の世界に入っていきます。お楽しみに!